勉強嫌いでも行政書士にはなれる【後編・教材&勉強法紹介】
※この記事は後編です※
前編はこちらから
ということで,今日は勉強嫌いが行政書士試験に合格するために行った対策なんかについて書きたいと思います。
できるだけ少ない労力で合格したい!
自分は勉強嫌いです。大学の勉強でさえ嫌なのにどうして自主的に資格の勉強ができましょうか。
でも資格は欲しい。だって持っていたらカッコイイから。
そんなワガママな考えの下で行政書士の勉強を始めました。
コンセプトは「片手間に合格する」です!カッコイイ!
うん,それ無理。自分は長門推し
いくら難易度が低い試験と言われようが,片手間に合格できるほど甘くありません。
てか片手間っていうけどそれ無勉やん。
実際,このようなコンセプトで勉強している間は過去問を解いてもサッパリ点数が伸びませんでした。
そこで,「せめてできるだけ少ない労力で合格しよう」と考えるようになりました。
これくらいならまあ許されます。
もちろん日ごろからコツコツと勉強を進めていくのがベストですが,ある程度法学の下地がある人(民法,行政法の勉強をサラッとでもしたことがある人)であれば,大体試験の1~2か月前くらいから詰め込んでも間に合うんじゃないですかね。
まあこの辺は自分の基礎知識や頭の良さと相談して決めましょう。
問題なのは始める時期よりもむしろ,いつから詰め込みモードに切り替えるかを明確にすることです。
明日から本気出す,ではダメなのです。
「〇月△日から3日に1年分のペースで過去問を解き始めないとお前は落ちる,お前は落ちる,お前は落ちる……」くらいの具体性と覚悟をもって計画を立てなければ勉強嫌いは勉強をしません。
買った教材
自分は,伊藤塾さんが出している教材を中心に買い揃えてみました。
ぶっちゃけ,この辺はどこの教材でもいいと思います。強いて言えば,本屋に行ってパラパラとめくってみて読みやすそう,使いきれそうと思える教材にしましょう。
これはどの受験にも言える話ですが,教材というのは少数精鋭を繰り返し,が鉄則だと思っています。
無駄に手広くやったって頭には大して残りませんからね。
そんなこんなで自分が買ったのは以下の教材。
こうしてみると,当時の自分は随分リッチだったなあと思います。法律の勉強に慣れていなかったというのもありますね。
→いわゆるシケタイみたいな参考書的なやつ。
一冊で出題範囲を網羅できるので〇。
・うかる!行政書士総合問題集(同上)
→過去問+伊藤塾オリジナル問題をジャンル別にまとめたもの。
うーん,ぶっちゃけ要らなかったかも。
・うかる!行政書士直前模試(同上)
→過去問一通り解いてもまだ不安な人用の模試。
自分はそれほど勉強熱心ではないので,要らなかったと思う。
・1週間で仕上げる行政書士究極のファイナルチェック(TAC)
→よくある直前詰込み型の頻出論点まとめブック。
自分はギリギリまで勉強しない人なので非常に役立った。
・行政書士記述式問題集(同上)
→行政書士試験における40字程度の記述式という独特な出題に対応した問題集。
あると便利。なくてもおk。でも記述の対策は何かしらした方が良いと思う。
↓なんか自分が受験した当時の教材からリニューアルしたみたいです。
総括すると,①参考書,②薄くてすぐ見直せるやつ(自分でまとめノートを作っても〇),③記述対策。この3種類があると勉強がハカドルかなあと思います。
神様仏様過去問様
情熱はあるのに教材を買うお金がない同志。何を買ったらいいかわからないキミ。予備校にお金を落としたくないキミ。
諸君に朗報です。
行政書士試験を含む法律系の国家資格は公式さんから過去問を誰でも無料で入手できます。
つまり,大学受験でいうところの赤本無料プレゼントということです!実際スゴイ!
しかも,行政書士試験においては,過去問がめちゃくちゃ有用なのです。
行政書士試験は法律の知識を広く浅く問われますが,それでも頻出テーマというものがあります。それを掴むのです。
そして過去問を繰り返し解いていくうちに,段々と問題に見覚えがあるような気がしてきます。
行政書士試験は殆どが選択式の問題なので,見覚えに従って明らかに違う選択肢を消去し(あるいは明らかに合っている選択肢を選び),正答を絞っていくことができるのです。
また,その見覚えを頼りに解ければいいのですが,ハズレだった場合,今回の問題と前回の問題の異同に注目してみてください。
そうやって頻出テーマの中でもパターンを整理していくことで得点を稼ぎやすくなるのかなあと思います。
ま,とにかく行政書士試験対策は過去問と参考書を行ったり来たりで勝つるというお話でした。
「行政書士」と「行政書士試験合格者」は似て非なるもの
イキって行政書士について知ったような口を利いてきた自分ですが,最後に注意を。
行政書士試験に合格したからといって皆がすぐに行政書士になれるわけではありません。
その後,さらに研修を受け,実務でもやっていけると認められて初めて行政書士を名乗ることができます。
一方で自分は行政書士という職業について理解に乏しく,その実務の内容や手続きもよくわかりません。
くれぐれも,「行政書士」として社会において活躍されている皆様方と自分のような単なる「行政書士試験合格者」を同列に並べることのないよう,お気を付け下さいね。
いやー今日はまじめなことを書いてしまった。
それでは皆さんごきげんよう。