勉強嫌いが司法試験目指してみる

勉強嫌いが司法試験目指してみる

法科大学院生による勉強記録。日々の悪戦苦闘を綴ります。

令和元年司法試験感想

久しぶりに更新します。

ようやく司法試験が終わって一区切りついたので感想でも書こうかなと。

 

出来た出来ないはまあ、書いてもしょうがないので割愛するとして細々感想があるので忘れないうちに書いときます。

 

 

当日の環境について

①会場について

令和

 

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まず会場に着いて目に飛び込んできたのは「令和元年司法試験」の文字。令和元年ですって。なんか変な感じですね。

 

問題文中にも令和〇年(平成△△年)とか書いてありました。

来年以降は令和としか書いていないかもしれませんし、微妙にレアかもしれません。

 

会場

 

会場は以前模試でも使われた場所なので、勝手を知っていましたし、それほど不満はありませんでした。

3日目の朝(刑法)の時間が少し寒かったかな。ジャンパーを着て受けました。

 

一方でTシャツ一枚で受けている人もチラホラいました。ヒートアップしちゃうのかな?気持ちはわからなくもないですが。

重ね着は必須ですね。着ていくに越したことはない。

 

トイレ

 

また、トイレも何回も行きました。緊張か、早起きのせいか、汚い話お腹にも膀胱にもキましたね。

 

ただ、出ないよりはマシかなと思います。全部出してスッキリと試験を受けられました。

 

②不満点

飲食など

 

昼休憩以外試験室内で飲食ができない。

 

試験日4日のうち、3日は間に2回休憩があります。

しかし、その2回のうち一度の休憩時間のみ試験室内で飲食ができるんです。

 

で、もう片方の休憩時間は飲食不可。

ぶっちゃけ飴やチョコをササっと口に入れてる人はいるみたいでしたが、安全を取るのであればやはり試験室内では飲食すべきではないですね。

 

私は休憩のたびに試験室の外に出て会場の廊下でウロウロしたりしゃがんだりしてオニギリやチョコレートを食べました。

廊下は行き場を失った受験生が数名やはりウロウロしたり突っ立ったりしていましたね。

 

気分転換のためにも試験室から一度出て歩くのはとても大事だと思います。

次の時間に備えて復習するのも大事なんですが……。

 

周りの人

 

 周りの人のちょっとした癖や動作が気になるってことあると思います。

私の場合、隣の人が激しくペンを動かす人で、振動で机がガクガク揺れていました。地震かと思った。

問題文を読んでいるときなど、あまりの揺れで酔いそうになりました。

 

また、前方にいる人がよく体を掻く人で……これは仕方ないのですが、ふと目に入ったときゲンナリしました。

 

まあでも、なんだかんだ言って気にしたら負けです。

というより、自分も好きなようにしたらいいと思います。もちろん、最低限のマナーは守りたいですが、他人のことを気にするより自分がやり易くやる方法を考えるべきだったなと思いました。

 

スマホ

 

試験室内で電子機器の操作ができません。

私はスマホ中毒なので、気分転換にスマホがサッと見られないのは地味にストレスでした。ちょっと気になるところを調べたりもできませんしね。

これについては、他の人はスマホを全然気にしていなくて流石司法試験受験生だな、と思いました笑

 

試験科目について

憲法

 

ここから本当にかるーく各科目についても見ていきます。

憲法はガッツリ表現の自由が出ましたねー。フェイク・ニュース規制法案というなんとも今時なテーマが出ました。

正直なところ、去年エロ本規制で表現の自由が出たので今年は出ないだろうとタカをくくっておりまして、非常に焦りました。

 

行政法

 

違法性の承継、無効等確認の訴え、裁量権の逸脱乱用

なんというか、わりとベーシックな問題?

当てはめ勝負のような問題だった気がします。事業認定と土地収用のアレです。

 

民法

 

個人的には、難しかった。請負、債権譲渡と賃貸借の複合問題、免責的債務引受

設問2が鬼門でしたね……。設問3をほとんど考えられず、泣きそうになりました笑

 

⑥商法

 

簡単なようでよく考えるとよくわからない、という感想。

設問2は「あ!これ進〇ゼミでみたやつだ!」って感じのやつでした。キーラツ。

 

↓進〇ゼミ

 

民事訴訟

 

管轄?????

 

そんなもん出すな。

 

設問1で受験者の心折りに来て設問2が実はメイン、設問3はオマケって感じのいやらしい問題でしたね。

いやらしい。誰ですかこんなスケベな問題作ったの。

 

⑧刑法

 

詐欺罪、窃盗罪、不能犯、事後強盗罪、承継的共同正犯、強盗罪、正当防衛など。財産に対する罪てんこもり。

設問1~3どれもそれ単体でメインを張れるボリューム盛りだくさんの問題と感じました。

私としては設問1に時間をとられ設問2、3でヒーヒーという感じでした。というか今回の試験全部そんな感じでしたけど……。

まあ、バランスよく良い問題だったのではないかなと。

 

刑事訴訟法

 

別件逮捕勾留、訴因変更の可否

去年の刑法さながら学説の対立を書かせる問題がありました。

去年の刑法を見て刑訴担当者が「おっ!それイイネ!」とでも思ったんでしょうか。

個人的にはこの形式結構性に合ってる気がします。

 

内容としては捜査や伝聞法則という典型論点出ませんでしたね。まあマイナー論点でもありませんでしたが。

 

⑩選択科目

 

自分は知財法。

これまたボリューム盛りだくさんの応用盛りだくさんでした。

受験生に求めるレベルがどんどん上がってきているような……私達を買いかぶり過ぎです。

どんだけ優秀な学生像を思い浮かべてるんですか。

 

⑪短答式

 

最終日はもうヘロヘロでした。

何も覚えていません。

 

ただ、刑法が難しかったのだけは覚えています。

最後の最後に心を折りに来るな。

 

おわりに

 

記憶の新しいうちにということで試験最終日の翌日に書いている訳ですが、既に記憶が薄れつつあります。おそろしいですね。

とりあえず、忘れないうちに再現答案を書いて、部屋を片付けて、バイトを探して……あと何やったらいいんでしょう。

ゲームがやりたい。運動もしたい。

 

まあ、とはいえ受かる自信は全然ないのでしばらくしたら勉強も始めたいと思います。

勉強は相変わらず嫌いですが。

 

また何か書きたいことがあれば更新したいと思います。

それでは~