勉強嫌いでも行政書士にはなれる【前編】
こんにちは。
karasunと申します。今日は釣りタイトルかと見せかけて本当の話です。
そう,自分は行政書士試験に合格しているのです!
今回はその当時の様子なんかを書いていきたいと思います。
( 目次の付け方を覚えましたよ。見やすい!)
行政書士とは?
そもそも行政書士とはなんでしょう。
Wikipediaによるとこうです。
行政書士(ぎょうせいしょし)とは、行政書士法に基づく国家資格で、官公庁に提出する書類および権利義務・事実証明に関する書類の作成、提出手続、行政書士が作成した官公署提出書類に関する行政不服申立て手続(特定行政書士(後述)の付記がある者に限る)等の代理、作成に伴う相談などに応ずる専門職である。
(引用元)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A1%8C%E6%94%BF%E6%9B%B8%E5%A3%AB
へー。
ぶっちゃけ自分もよくわかっていませんでした。なんか公的書類を作る人だよなーとは思っていましたが。
こんな自分でも受かる試験です。つまり,行政書士に受かるためには書類作成などといった事務処理能力とか行政書士という職への理解は不要ということです(コラコラ)。
そして,行政書士というのは,もう一つ,ある有名な特徴があります。
それは法律関連の国家資格の中で最も取得するのが簡単だと言われていることです。
行政書士取得が簡単な理由4つ
①受験資格がないこと(誰でもいきなり受けられる)
②問題形式は択一式が大半を占め,記述式も一問40字程度と比較的簡易であること
③問題自体の難易度が低いこと(基礎的な知識を問う問題が多い)
④一般知識を問う問題もあり,教養がある人ならば得点源とできること
などが挙げられます。
そのため,法学初学者がまず初めに視野に入れる国家資格でもあります。
つまり,最終的に司法書士試験や司法試験合格を目指している人でも,腕試しとしてまず行政書士試験を受験する人が結構いるということです。
自分もその一人で,まあ行政書士くらい受からんとな,もしものときは持っていれば役立つかもしれないし,という軽い気持ちで受験を決めました。
行政書士試験,侮るなかれ
以上のように,行政書士試験というのは軽んじられがちです。
しかし,行政書士を受験した自分から言わせてもらえば,決して甘い試験ではないと感じました。
ぶっちゃけ,めっちゃ難しかったです。
合格率だって毎年僅か10%程度ですよ!?
上では受かりやすいようなことばかり書きましたが,今度は逆に難しい点を書いていきたいと思います。
行政書士試験のここが難しい!
①出題範囲が広い
行政書士というくらいだから行政法が出るんじゃないの?と思いますよね。正解です。
しかし,それだけではありません。
公式から告知されている出題内容は,①憲法,②行政法,③民法,④商法及び⑤基礎法学です。
大別して5つの出題範囲があるということになります。
これらの中で中心となるのはやはり行政法,そして民法ですが,他の出題範囲も無視できない程度には毎年満遍なく出題されます。
これがなかなか曲者で,行政書士試験用に意識して勉強していないと,普通に法律を勉強しているだけではスルーしがちな知識を問われ足元をすくわれるということが結構あります(例えば,法律初学者があまり手を付けない国家賠償法や地方自治法なんかも結構詳しく聞かれます)。
②法令科目,一般知識それぞれに足切り点がある
例年,法令科目は5割,一般知識は4割強以上取れなければ,その時点で不合格となる足切り点が設定されています。
つまり,どちらか一方がずば抜けてよくてもダメということです。
特に怖いのは一般知識です。例年14問出題されますが,そのうち,9問間違えれば即不合格ということになります。
後にも書きますが一般知識というのは何が出るかわからない運ゲーなので,9問も間違えないよ大丈夫とは思いつつも,事故るかもしれないという恐怖と戦うこととなります。
③一般知識は何が出るかわからない運ゲー
一般知識は……本当にわからない。いや,傾向とかあるのかもしれませんが自分はそんなに研究とかしたわけじゃないのでよくわかりません。
完全運ゲーで自分の元々持っている知識と勘で解きました。
あ,でも一応毎年出るジャンルとかはあるらしいのでその辺はググってください。
④意外に合格基準点が高い
上記の足切り点をスレスレで通ったとします。
すると,大体合計で48%くらいになります。
しかし,合格基準点は例年60%前後です。
この12%を埋めるのが結構難しいです。
まあこの辺の点数とか細かいことは……ググってください(ぶん投げ)。
とにかく大変なんです!!!(逆切れ)
そもそも足切り点を超えるのもキツかったのにこれ以上どこを上げればいいんだ(絶望)
おわりに
ということで,行政書士試験というのがどういうものか多少イメージついたでしょうか。
気軽に受けられるけど,受かるのは意外とシッカリ対策しなきゃだめだぞって話でした。
それではいよいよ勉強嫌いの自分がどのように対策したのか,という話をしようかと思ったのですが,少し長くなってしまったので続きはまた後日。
それでは皆さんごきげんよう。
(色々参考にした公式さん)